我がサボテンライフのスターティングメンバーの一つである雪晃が、我が家にやってきて5年目でやっとこさ花芽をつけてくれました。
もはや売り物としての体をなさないほどしなびてぺっちゃんこ48円投売りだった雪晃。最初の一年はそれなりに育ったけれど、それからほとんど大きくならずに沈黙すること2年。
あまりの育たんぶりに花を見るのは叶わんのかと半分諦めてましたが、やっと心を開いてくれたのね!…が、しかし…。
雪晃は比較的育てやすいサボテンだと聞き及んでいるのですが、なぜ我が家の雪晃はなかなか育たなかったのかを考えてみました。
え?そっちなの?!
雪晃はオレンジの花を咲かせます。実は現物を見たことはまだないのですが、画像なんかで見る限り、わたし好みの元気の出るオレンジ色した花であるようだ。すばらしい。
2年目に水をやりすぎてこじらせ、それきりほとんど大きくならなかった雪晃1号よ。
もしかしたらダメかも知れんと保険のつもりで迎えた雪晃2号は固まる砂から救出したのが10月末だったこともあって結局新たな根を出さずに干物になり、昨年連れ帰った寄せ植えの雪晃ズは一番大きい子でも2センチあるなしなので花を見るのはまだ先のこと。
そういう中で花芽をつけるなんて、あんたって可愛い♪
しかし、私は最初それが花芽だと思いませんでした。
…あんた、黄花だったんかっ?!
なんか変なもんがついてると思って危うくほじくり出すところだった。
黄花の雪晃があることは知ってましたが、オレンジ花に比べたら珍しい部類だと思ってました。まさか黄花の雪晃が固まる砂に押し込められてるとは考えもしなかった。
なんだか昔むかしの、お世継ぎがなかなかできずやっと生まれてみたら女の子だった時の家長の気分ですが、オレンジでも黄色でもいいや。
我が家でオレンジ花を見る夢は雪晃ズのチビどもに託したぞ!
【追記】
黄色かったつぼみがなんと赤くなりました。
黄花でもいいけどオレンジの花が見たかったなぁと内心思っていたのが聞こえたのでしょうか。サボテン恐るべし。
雪晃が育たなかった理由は何だろう
これまで丸2年ほとんど育たなかった雪晃ですが、昨年はひと回り大きくなりました。
3月半ばに植え替えて夏の間も日なたの屋外管理、夏場の水やりは3~4日に1回、その他の季節はだいたい週1回。わたし的にはかなり乾かし気味の管理でした。
雪晃は自生地ではもっぱら岩場の隙間にしがみつくように生えています。水はけは抜群だろうけど豊かとは言い難い土壌です。
自生地あたりの気候は暑くて乾燥した夏と雨続きで寒い冬というはっきりした四季があります。土壌Phは弱酸性~中性。
自生地の雪晃を見るとコケの上に生えているものが多いので、どうもPh的には酸性寄りの環境を好むようです。
そこで気がついた。昨年から使わなくなったもののうち、パーライトと薫炭は弱アルカリ性だわ。
雪晃が長いこといじけていた原因は土にあったんじゃなかろうか。
大方のサボテンの土は弱酸性に調整してある(はず)ので、変な小細工せずに水やりを控えておけば問題なく育っていた可能性があるってことですかね(反省)
雪晃の成育不良の原因は土じゃね?説の確認のために、来年の植え替えでは雪晃ズに協力してもらって土のタイプを変えて育ててみましょ。
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