私はサボテンの植え替えが好きな沼の住人です。それこそ年に3回でも4回でも植え替えたいくらい植え替え作業が好きです。
しかし、そんな私でも常々疑問に思っていることがあります。
『サボテンは毎年植え替えたほうが良く育つ』
…極小サボテンについてもこれは当てはまることなのか??
この件について思うところです。
なぜ「毎年植え替える」と言われるか
サボテンの育て方サイトや書籍を見てると必ずこう書かれております。
サボテンの植え替えは根を短く切り詰めて行ないますが、これは根を切ることで発根が促進されるから、とのことです。
一応私もこのサイト内の育て方のところに『毎年春に植え替える』と書いたような気がします。
しかーし、正直に告白しますが、手元にある直径が3センチに満たない小さいサボテンも毎年根を切り詰めて植え替える必要があるんだろか?と疑問を抱えながら毎年植え替えをしておりました。
植え替えたら必ず育つわけでもない
何年もちっこいのを育てていて思いますが、植え替えたサボテンがどれもこれも優等生な成長ぶりを見せるわけではないです。
春に植え替えたものの丸1年ほぼ成長せずに沈黙なんてのも実は珍しくありません。
そういうサボテンを育てながら思ってきたわけですよ もしかして植え替えないほうがいい場合もあるんじゃね??
植え替えなかった宇宙殿
うちの記事に何度も登場するむちゃくちゃな株分けをした宇宙殿です。10月くらいに株分けして、冬越し直後はこんな感じでした。
植え替え時期がまずかったのでさほど成長することなく冬に突入。断水管理だったのでしわしわです。この前スーパー銭湯で見かけたばーさんのお尻みたいです。
花が咲いてる最中もまだしわが目立ちます。こいつつぼみ全部咲かせても大丈夫かあ?
花が終わったら植え替えようかと思ってたのですが、あえて植え替えずに様子見した現在の様子は
ぷりぷりのぱつぱつに復活!!
植え替えと花
春は植え替えとともに花の季節でもあります。タイマーでもついてるのかと思うくらいきっちりきっちり花をつけるサボテンたち。
しかし、植え替えてから根が動き始めるまでにつぼみを上げてくるものもいるわけで、そういうのはサボテン本体の体力だけでつぼみをつけてます。
植物にとって花を咲かせるというのはけっこう体力つかうことなので、秋以降に植え替えたとか冬に完全休眠させられず中途半端に弱らせてしまったものなどはつぼみつけるだけでへろへろになってしまうこともある。
根っこ切れば根を出す体力も必要なわけで、小さいサボテンにとっては負担が大きいかも知れんなあと。
このヘリオーサ・アルビフローラはつぼみがいっぱいついた状態で買ってきて根を切らず土も落とさずに鉢増しのような形でこの鉢(1.8号)におさめました。
つぼみを残らず咲かせてくれはしましたが、ただいま花疲れ中で動きがありません。
1.5号とか1.8号なんていう小さい鉢におさまったちびサボたちを見ていて思うのです。
もしかしたら、これくらいのサイズのうちは夏の終りに植え替えたほうが花咲かせても弱らせずに済むんじゃないか?
それか、1年目は鉢増しだけにして植え替えは2年に1回くらいでもよくないか?
つーわけで、今年植え替えて調子よく育った子を夏の終りにもう1回植え替えてどうなるか実験をしてみようと思います。
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