なんとなく今年は暖かいんじゃね?みたいな感じでだらだら先延ばしにしていたサボテンずの屋内取り込みをやっと行いました。もうね、怠けていても誰も取り込んでくれるわけでもないしね。
ところが困ったことが発生。
今年の夏はなぜだかサボテンどもがよく育ったため植え替え大好き人のわたくしは大喜びでせっせと鉢増しを行ったのですが、鉢を大きくした分去年取り込めたスペースに収まりきらない!
1.8号の鉢が3つ入ったワイヤーラックに2号の鉢だと2つしか入らないんだもんね(涙)去年より数増えてるしそりゃあふれる。漠然と恐れてたことが現実となって眼前に広がっております。
そこでわたくしは鬼になることにしました。
全員屋内に取り込むことを放棄する。いくつか屋外で冬を越させたる!
サボテンの耐寒温度ってどれくらい?
サボテンは暑いとこの植物ってイメージがあるので残らず室内にいれてぬくぬく冬を越させないとダメだと思われがちですが、実際はけっこう寒いのに耐えてくれます。
サボテンは水気が多いので凍らせてしまうとアウトですが、断水して休ませてるものなら気温5度くらいは余裕ってのがけっこう多い。
しかし、屋外5度なんつー暖房が効いたような冬なんぞ日本の多くのところでは期待できないのであります。
屋外NGはこの子たち
ギムノカリキウム属 海王丸
直射日光苦手で水を好むあんた本当にサボテンか?な性質ですが、自生地がかなり暑いところなので屋内に取り込んで風に当てないほうがよさそうです
メロカクタス属の全般
これはよくみかけるマタンザナスのちっこい子。
熱帯性サボテンなので冬場は8度以上の温度が必要です。そのくせ暑いのも苦手というわがままなサボテン。
フェロカクタス属 棘無王冠竜
フェロカクタス属は強い光と高温を必要とする種類で、乾燥にも寒さにも比較的強いものが多いのですが刺無王冠竜は10度くらいをキープするのが理想っぽい。
この子たちは屋外で春を待たせる
目いっぱい寒がらせないと花つきが悪くなる白檀は当然屋外管理ですが、今年はあといくつか氷点下にならん限り外で過ごさせる鬼畜計画です。
エキノプシス属 短毛丸
昨年の冬にかなり弱ってるのを承知でひと冬屋外放置したけど死ななかったので屋外OKは実証済。
エキノプシス属 大豪丸
完全断水してあれば耐寒性抜群。エキノプシス属は枯らそうと思っても枯れない丈夫さがありがたい(笑)
…しかしわたくしは短毛丸を死ぬ寸前まで弱らせた(苦笑)
マミラリア属 ブカレンシス
5号相当の鉢(わたし的には巨大な鉢)でも鉢が大きすぎると感じないほどよく育ったので、完全断水して風に当てないように管理すれば屋外で冬を越せそうな雰囲気です。
調べてみるとブカレンシスは休眠するのを好むとありましたので、冬場は暖かいところで中途半端に成長させるよりしっかり水を切って寝かせてしまった方がその後の生育にもよさげではないかと。
エリオカクタス属 金晃丸
我が家に来た頃の丸くてかわいい面影がなくなってがっしりどっしりしてきました。金晃丸はベランダで雪をかぶっている画像を見かけたことがあります。
屋外で冬を越させるサボテンの扱い
なんぼ私が鬼だとて丈夫な種類だからと1.5号や1.8号の鉢におさまったちびっこ達まで寒空に放り出すつもりはありません。鉢のサイズが3号以上の我が家的大きなサボテンに限ります(予定)。
そんでもってベランダにべたっと置いてしまうと底から冷えてしまいそうなのでコンテナラックの底に発泡スチロールかぷちぷち緩衝材を入れてその上に並べてやろうと思います。
ホントいうと他にも寒さに強い種類はあるのですが、日本海側で雪が降る我が家の環境がどう影響するかはっきりした答えがまだ見つからないので様子見です。
屋外管理は断水して雨や雪がかからないようにしておけばいい(はず)ので、冬越しはむしろ極小鉢のちびっこさん達を干物にしないことの方が難しいのかも…。
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