般若(アストロフィツム属)を男前サボテンに育てて花を咲かせるには

育て方と管理
【100均サイズのサボテンにジャストサイズです♪】

般若とは本来は女性の嫉妬心を表した能面ですが、サボテンの般若は嫉妬に狂う女性どころかとても男前で育てやすい種類だと思います。初めてサボテンを育てようとしてる人が丸くなくてもいいと言うなら私は般若をお勧めしたい。

丈夫で成長が早く手がかからない、見た目が男性的でかっこいい。そんな般若はいつ頃花を咲かせるでしょうか。

般若はミニサイズから育てるのが楽しい

般若 Astrophytum ornatum  メキシコの複数の地域に自生

見た目がかぼちゃみたいな兜丸さんを代表とするアストロフィツム属のサボテンですが、兜丸さんと違って丈夫なので育てやすいです。

肌に白い星をもつものと、まったく星のないものがあります。成長とともに柱サボテン様に背が高くなるとされ、最大で直径30センチ高さ120センチなんてものもあるようです。

般若の何が楽って、暑さ寒さに強く少々のことでは枯れそうもないところでしょう。

それほど土質にこだわりがないようで、一般的なサボテン用土でよく育ちます。夏は風通しのいい場所でしっかり日に当てましょう。水はけのいい土であれば夏場は少々水やりが多くても影響しません。

冬場は土が濡れた状態が続くと根が冷えて腐ることがありますが、断水してあれば雨雪と風が当らない場所であれば屋外で冬越しが可能です。

ミニサイズの頃の注意点

我が家の般若はHCの固まる砂出身198円でした。うちに来たころは直径は1.5センチくらいだったと思います。

上から見た姿が折りたたみ傘を閉じた状態みたいで、稜が展開しながら大きくなるのが面白かった。この画像は買ってきてから1年くらい経った頃だと思います。

ある程度大きくなると硬くてしっかりしたトゲはめったなことでは抜けませんが、極小サイズのうちは水切れが続くとトゲ座ごとトゲが抜けてしまうことがあるようです。育つうちにトゲのないところは下にさがるので目立たなくなります。

実生の般若は他のサボテンに比べて早い段階で般若とわかる姿になります。そのため、抜き苗の般若は小さくて頼りなくひょろひょろしていることが多いですが、春の植え替え時に元肥にマグァンプKをぱらぱらしておけばめきめき育ってたくましくなります。

ある程度大きくなって男前に育った般若もいいですが、頼りない子が手元で男前に育っていくのを見守るのもオツなものです。

根元が茶色く変色してるんだけど…

般若は育っていくうちに根元が枯れたような色になることがあります。

腐ったんじゃないかと心配になりますが、変色したところを触ってみてぶよぶよしなければ単なる老化なので心配ありません。見た目が気になるなら水はけのいい土に変色した部分が埋まるように植え替えればOKです。

般若の花はいつ咲く?

般若とてサボテンなので花は咲きます。

他のアストロフィツム属と同じく頭のてっぺんに花をつけます。季節は春で黄色~淡クリーム色のとてもよい香りのする花だそうな。

我が家の般若は直径が7センチくらいまで育ってますが(3年でこのサイズ)、まだつぼみをつけたことはありません。

調べてみると柱サボテンっぽくならないと咲かないとか高さが15センチを超えたくらいからが開花サイズとか書かれています。

ただ、海外サイトなんかを見て回ると柱サボテンぽくならなくてもきれいに咲いている画像がけっこうあります。球体直径も見たところ10センチ内外っぽい。どうやらちまたで見かける般若は交配の影響で純血般若が少なく、花を咲かせるサイズにもタイプがあるんじゃないかな。

ぐんぐん育つけれど花を見るまでにはそれなりにかかりそうな般若ですが、私みたいに花を見るのはおまけで小さいものが手元で大きくなるのが楽しくて仕方がない人にとっては愛着のわくサボテンだと思いますよ。

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