私のサボテンライフの始まりは売れ残ってしょぼくれているミニサボテンに哀れを感じて助けられるかどうか分らないけど連れて帰ってしまったことに始まります。
で、その初心をぐりぐり刺激するようなちびサボをまた連れて帰ってきてしまいました。
1つはツルビニカルプス属のグラキリス、もう一つはオルテゴカクタス属のマクドガリー似の何か。マクドガリーであることはほぼないと思う。なぜなら固まる砂に植えられていたから。しかし、似ている。
このグラキリスは助かるだろうか
連れ帰って速攻で植え替えたばかりのグラキリスはこんな感じでした。
鉢がなかったから6センチポリポットに植えてあります。直径は1.5センチあるかないか。枯れた色をしてないから死んではいないと思いますが、やけに固いんだよねー。
実は、このグラキリスは半年くらい前からHCに並べてあるのをずっと見てました。入荷当初はまだ長いトゲも出ておらず、極小のマミラリア属のなにかみたいな顔をしてました。
誰にも買われることなくひっそりちんまり置かれたグラキリスは、その半年の間に花を咲かせトゲを伸ばしていたようです。けなげよねー。
まともな鉢に植えられた優遇されたサボテンって感じだったので今まで手に取ることはなかったのですが、この前見たらこりゃ限界じゃね?ってくらい小さくなってました。
それでも定価のままだったので てめ ふざけんなよ!と思いながらとうとう買っちゃった。
花がらをとってやるとてっぺんの綿毛がほわほわっと立ち上がりました。拡大してみるとけっこう可愛い。
ツルビニカルプス属のサボテンはぺらぺらしたトゲとさほど大きくならずにせっせと花を咲かせるのが特徴です。育て方を調べてもパキポディウムのグラキリスばかり出てきますが、我が家には同じツルビニカルプス属の昇雲竜がいるので、それと同じように日当たり重視やや乾かし気味で様子を見ましょう。
マクドガリーのわけはないんだが
瀕死のグラキリスと一緒に連れ帰ってきた謎サボはこのひとです。
固まる砂に窮屈そうに植えられ赤いブリキのじょうろの形のポットに入ってました。
これも実は半月以上前に見かけて気になっていたものです。薄いグリーンの肌に黒いトゲのコントラストは他の固まる砂の常連とは明らかに違う存在感がありました。
その時は買わずに帰ったのですが、気になって仕方がない。ついに夢にまで出てくる。というわけで、まだ残ってたら連れて帰ろうとHCに行ってみたらまだそこにいたという。
ああ、すっかりしなしなになりながら君は私を待っていたのだね。
いろいろと調べてみたところ姿はマクドガリーに一番似てるのであります。
マクドガリーはメキシコの一部地方にだけ自生する1種一属のサボテンです。駄モノばっかり持ってる私はもちろんホンモノを見たことはありません。ヤフオク見てるとけっこういいお値段で盛んに競った取引がされてたりして、レアなサボテンであることは間違いなさそう。
だから、私がつれて帰ってきたのはマクドガリーではないはずです。そんな珍しいサボテンが固まる砂に植えられているわけがないもん。
しかし、肌の色、白いトゲ座、黒いトゲ、ほんとよく似てる。今はしぼんでるけど、根が動いてふくらんだらもっとそっくりになるんじゃなかろうか。
もしこれがホンモノのマクドガリーだったら、税込み498円で手に入れた私はすんげぇサボテン的ラッキーだよね♪と浮かれつつ、これも風にあてて多湿に気をつけながら管理を続けてみます。
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