銀手毬というサボテンは極めてよく見かけますし育てやすい種類ですと育て方を調べてると書かれてますけどね、ウソですよ。ぜんぜん思うように育ちゃしねぇ。可愛い見た目に騙されたらいけません。
親株を腐らせたためほとんど頓挫に近い状況だった『ザルに盛った豆のような銀手毬プロジェクト』ですが、水やり遺児のチビどもが自らに課された役割を理解した模様です!
今度は失敗したくないので、育て方を改めて見直してみました。
水やり遺児ども目覚める
おととしの春に腫れ物に触るように管理していた親株が久しぶりの水やりで腐ったために遺された水やり遺児の仔株3つ。
去年の夏に倍くらいに育ってこのサイズでした。接写だから比較の1円玉より大きく見えますが、お手元に銀手毬をお持ちの方ならトゲ座の段数でどれくらい小さいかお分かりいただけると思います。
親株から外れてしまったときは、実生のサボテンだったらまだ腰水に浸かっている大きさでした。
これは1.5号の極小鉢に植えてますが、冬を越させて春に1.8号に鉢増ししました。とにかく小さいのでとても根を切って植え替えなんぞできない。
鉢増しして3ヶ月くらい経ち、彼らはわたくしの野望に協力する気になった模様です!
仔が出てまいりましたーー!!!
これで身の丈1.5センチありません。ミニサボテンどころかマイクロサボテンです。あまりの早熟さにおばちゃんは呆れております。昨年夏よりトゲの間隔がつまってより銀手毬らしく見える。
ちょっとしたことで機嫌を損ねて成長しなくなる銀手毬相手によく頑張ったよ。小泉元総理に「痛みに耐えてよく頑張った!感動した!」って私が言われたいよ。
ただ、仔株が出たからと言って一気にザルに盛った豆的な銀手毬になるわけもなく、ここからが勝負の始まりであります。
ちょっと細かい銀手毬の育て方
前に書いた上の記事の中で銀手毬の育て方について触れてますが、銀手毬は水をやり過ぎないように注意しながら風通し良く日によく当てて育てます。
そんでもって意外に知られてませんが、仔はよく吹きますが育つのは遅いです。売られてる銀手毬がたくさん仔を出しているのは、生産農家さんの卓越した技術をもってして栄養栽培されてるからです。(多分)
銀手毬は好光性が強い
お日様大好きサボテンは一方向からしか光が当らないとそちらに向かって傾きながら伸びる性質があります。銀手毬は特に好光性が強いです。屋外の壁際に置いても壁の色が暗いと傾きます。
時々うそだろ?と思うくらい縦に長くひょろひょろ伸びた銀手毬の画像を見かけますが、ひょろ長いのはあるべき姿ではないので成長してるー♪と喜ぶのは間違い。
水やりは相当控えてもいい
私と銀手毬との戦いは4年目になりました。これまで悪戦苦闘しながら思うことは、銀手毬は相当乾かしても平気だってことです。
なんせ小さいので日なたに置いて乾きすぎになりはしないかとおろおろと水やりをしてましたが、むしろ大丈夫かこいつ?というくらい水やらなくていいです。
銀手毬と肥料
サボテンは特に肥料を与えなくても育ちますが、銀手毬をザルに盛った豆状態にするには肥料が必要なようです。その際、窒素分の多い肥料を与えすぎると徒長しやすくなります。
…なんてことを言うと何を与えればいいんだ?って話になりますが、キャップの溝1つ分のハイポネックスを2リットルの水に希釈したものがちょうどいいみたいです。
ただし、屋内で育ててる場合はハイポネックスの与えすぎは水ぶくれ徒長のもとになるので注意してください。水ぶくれになるとそれでなくても腐りやすいのがさらに腐りやすくなります。
うちの水やり遺児の銀手毬は仔を出してきてはいますがしっかり根が張ってる感じではないので、リンカリ肥料を少し与えて様子を見ようと思っています。
カタツムリの歩みの如き『ザルに盛った豆的銀手毬プロジェクト』ですが、応援よろしくお願いします!
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