我が家の旧ドリコテレ属のサボテンずです。
※ドリコテレ属は、現在はマミラリア属に吸収されています。
ふよふよ柔らかくて長いイボを放射状に出す旧ドリコテレ属のサボテンは、最近は100均でも買えたりします。
形が可愛いので寄せ植えにされてるのも見かけますが、置き場所をよく考えないと徒長してぶっさいくになりやすいかも…
旧ドリコテレ属は日照重視で
旧ドリコテレ属には『金星』と『海王星』というどこが違うのかぱっと見じゃ分らんものがあります。
金星
Mammillaria longimamma メキシコの比較的限られた土地に分布
ダイソー出身
ただいま冬季断水管理中なので少々しわが寄ってますが元気なときはコブに張りがあり、ラメつきか?と思うようなキラキラ光沢があります。
そっくりなサボテンに『海王星』があります。見分け方は金星には中トゲがあって海王星には中トゲがありません。海王星の方がトゲが短いことが多く、全体に大ぶりです。
金星も海王星も学名は同じなので、学術的には同じ種類です。
柔らかサボテンなので過湿を嫌います。風通しのあまりよくない場所に置くときは頭から水をかけないほうがいいでしょう。腐葉土の混ざってない土のほうが調子がいいです。
乾燥には強いですがネジラミがつきやすい印象があります。
かなり日光を必要とする種類なので明るいけれど直射日光の差さない窓辺では徒長してしまうことがあります。
旧ドリコテレ属は柔らかいコブが放射状についてるのが身上なのですが、徒長すると芯の部分がにょーんとなってほとんど違う植物のようになっちゃいます。
中トゲがないので海王星と思われる徒長サボテン
これ姫将軍ってヤツじゃないの?
姫将軍にはトゲはないよ
こうなってしまうと少々日に当てたくらいでは戻せそうもないです(涙)徐々に日差しに慣らしながら屋外で管理し、新しく伸びてきたところがみちっと詰まった形になってきたら胴切りして立て直すかなぁ。
…私だったら諦めるけど。
メラレウカ
Mammillaria melaleuca メキシコ湾西岸から中央メキシコに分布
HC500円我が家的エリート
ぱっと見めきめき育ちそうな顔をしていますが、目に見えて大きくなることがないサボテンです。和名がないのでちょっと味気ない(笑)
それほど大きくならなくても明るい黄色の花を咲かせます。黒い中トゲが男前ですが、コブ自体は柔らかめです。
本体に比べて太くて長い塊根を持つので球体サイズに比べて大きめの鉢を使う必要があります。ということは、水はけのいい土に植えてやらないと腐るってことか。冬場は断水します。
真夏も屋外の日なたで管理しましたが、これといったトラブルはありませんでした。
ちびサボの状態で売られているとテロカクタス属の和光丸と見分けがつかんわーと思うのですが、和光丸は新しいトゲの根元が赤っぽいのに対して、メラレウカは生え始めから黒い中トゲと白いトゲが特徴です。
そんでもって和光丸は大き目のピンクの花を咲かせます。
で、書いていて気がつきましたが幼苗の頃のテロカクタス属大統領と和光丸の見分け方って何だろうか。
琴糸丸
Mammillaria decipiens subs. camptotricha メキシコのケレタロ東部の砂漠に自生
HC298円固まる砂出身
柔らかくて長いコブとあまり固くない長めのトゲが特徴です。成長するとトゲがもしゃもしゃ絡まって見えます。
それほど大きく育つ前に株元に次々仔を吹いて群生し、白~クリーム色の小さな花をつけます。
琴糸丸も過湿を嫌うので、有機分のない通気性に富んだ土に浅植えにします。置き場所は風通しのいいところに。風通しがよろしくない場所に置くときは頭から水をかけないように。乾燥に強いのでコブに少々シワが入ってもだいじょぶです。
金星と同じくかなり日光を必要とするので、できるだけ屋外で管理したほうが締まった形に育てられると思います。
旧ドリコテレ属のサボテンは屋内管理だと徒長しやすい傾向がありますが、長くて柔らかいコブが不思議生物みたいで魅力的です。
うっかり腐らせないように大事に育てなくては~
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