ミニサボテンの植え替え日和　根張りをよくするコツを発見したかも知れない

サボテンの植え替えがしたい病のみなさん！待望の春の植え替え時期を楽しんでますかっ！！

去年は夏までにアホほど育つサボテン続出でたくさん鉢増ししたので、今年の春の植え替えは鉢増ししたものは植え替えずに様子見にしようと確か去年思いました。

ところが春になってみたら鉢増ししたのかしてないのか覚えてないものが多数ありまして、しょーがないので片っ端からせっせと植え替えをしております。わたくしは何て頭が悪いのでしょう。

さて、去年ふと思いついて植え替え時にちょこっとだけ工夫をしてみたのですが、どうもその方法の方が根張りが良いみたいです。

夏過ぎに鉢増ししたサボテンはどうだったか

植え替えせずに様子見をする予定だったけど結局引っこ抜いて植え替えすることになりました。わたくしは頭が悪いですがいくつかは鉢増ししたことを覚えております。

で、抜いてみたらどうだったかと言いますと

これは去年買ってきた時は人差し指の第一関節サイズで1.8号のミニ鉢に植えていたのですが根が回ったので2号の鉢にサイズアップして年を越したものです。

2号鉢から抜いてみたらえげつないくらいの根詰まり具合。2.5号鉢に植え替えました。

こちらは夏に2.5号鉢から3号鉢に鉢増しした玉翁。鉢増し後もよく育って見るからに鉢が小さくなってましたが、抜いてみたら案の定でした。3.5号鉢に植え替えました。

上２つは七々子丸のとげ色違いです。1.8号と1.5号のミニ鉢で管理していて途中で2号と1.8号に鉢増ししたところ、非常によく根を伸ばしてました。

下の２つは左がヘリオーサ・アルビフローラ、右が白星です。こちらは鉢増し前からそんなに根が伸びてないっぽい印象です。

どうやら鉢増ししたら残らず大きくなるってものでもないらしい。

サボテンは抜いてみたら鉢の上の方だけ根が回っていることがあります。土の表面に近いところに根を広げる性質のサボテンって可能性もありますが、植え方のせいで鉢の上の方にばかり根を伸ばしてるケースもあるようです。

また、根の切り方が長すぎても上の方にばかり根が固まりやすいです。

サボテンは根を切って植え替えるのがセオリーで、その方がよく育つと言われます。

そうは言ってもサボテン本体が2センチ未満だとあまり短くすると新たな根を出す前に干物になることもあり悩ましいです。

サボテン栽培の本には1～1.5センチくらいに切り詰めると書かれてますが、極小サイズのサボテンなら1.5～2センチくらいが失敗しにくいようです。

土に置いてみて鉢の縁に触れないくらいの長さがちょうどいいっぽい。

去年と同じ土だから～とテキトーに根を切って植えたものよりも、古い土をしっかり落として絡まった根をほぐしてやった方が根張りがいいことに気が付きました。

固めの筆を使ってやればきれいに土を落とせますし、古い土の中でこんがらがった根もほぐれます。ほぐしてる最中に多少根が切れますがどのみちカットするので無問題です。

100均から買ってきたばかりのサボテンはもともとの土がついたまま植え替えても構わないと思ってますが、次の植え替えの時にはだいたい土が根元に固まっているので丁寧にほぐしてやりましょう。

サボテンを植え付ける時、まっすぐになるようについつい頭を押さえて土を入れてしまいますよね。

頭を押さえると根の先が上を向いてしまうので土の表面に近いところにばかり根が伸びやすくなることを発見しました。

土の真ん中を少し盛り気味にして根を広げなさいと栽培指南書やサボテンの土の袋に書かれてますが小さいサボテンじゃそんな器用なことは難しいです。

土を入れる時にちょっとつまんで持ち上げ気味にして、ピンセットで丁寧に土を突っ込んでやると根の先を上に向かせずに植え付けられます。頭を押さえてピンセットで根を土に押し込んでみましたが、これはあまりうまく入ってくれませんでした（苦笑）

頭を押さえて植え付けてからちょっと持ち上げ気味にして鉢をとんとんしてもいいのですが、私はよく失敗して植え付けのやり直しになります。

育ててるミニサボテンの根張りが弱くてあまり育ってくれないとお悩みの方、植え替えの時にお試しください。