青々してぷりぷりしたサボテンはいかにも生命力にあふれてる感じがします。しかしサボテンは時としてなんじゃあこりゃぁああ!!と古い刑事ものドラマの松田優作よろしく叫びたくなる色になります。
育て慣れてない方はえげつない色になったサボテンを前に死ぬんじゃなかろかとオロオロしてしまうかも知れません。
大方のケースはあまり心配しなくて大丈夫です。ただ、場合によってはそのまま復活せずにお亡くなり~(涙)となってしまうこともあります。
大事なサボテンが赤紫に変色しちゃったときどうしたらよかろうか、というお話です。
変色するのはどんな時?
屋外で冬越し
寒さに強いタイプのサボテンは凍らないようにすれば屋外で管理が可能ですが、長期間寒さにさらされると寒そうな色に変色します。
しこたま寒がらせた方が花つきがよくなる白檀はこれくらい変色させても無問題です。
屋外で冬越しが可能な種類は相当えげつない色になっていてもそのままさようならになることは少ないのであまり心配ありません。
急な寒さに当たった
室内管理から屋外管理に切り替えた直後に急に気温が下がると一晩で変色することがあります。
逆に言えば室内管理だと温度変化による変色はしにくいとも言えます。
寒さで急に変色しやすい種類
● ツルビニカルプス属:特にグラキリスは一晩でうわっというくらい変色します。
● ギムノカリキウム属:特に麗蛇丸 ギムノさんたちは低温苦手なことが多い
根を切って植え替えをした
サボテンが赤紫に変色するのはストレス反応だそうです。植え替えは大なり小なりサボテンにとってストレスになるので、それに根を切る乱暴狼藉(サボテン目線)を働くと、なにすんのよー!とばかりに変色して不貞腐れることが「よく」あります。
変色したらどうしたら良かろうか
寒さが原因
寒さが原因で変色したものは、だいたいがほっとけばそのうち元の色に戻ります。どれくらいかかるか?と言えば2か月から半年ってとこでしょうか(笑)
日焼けに注意しながらしっかり日に当ててやると戻りが少し早くなります。
私のような春になると植え替えがしたくてうずうずする植え替えがしたい病患者は寒さにあたって変色してようがお構いなしに植え替えを決行します。あまりの仕打ちにびっくりしてつぼみを上げてくるヤツ多数です。
つぼみを上げてくるってことは生きてるってことなので、ゆるくやんわりいじくらずに見守り推奨です。
植え替えが原因
春の植え替えに限らず、植え替えた後に赤紫のおどろおどろしい色に変色してしまった時は新トゲが出てくるまで極力動かさず乾かしすぎずで管理します。
新トゲが出てきてもまだ根が張ってないですから、トゲ出てきたー!やったー!と振り回すとそこで成長を止めて沈黙することもあるので気を付けましょう(笑)ええ、わたくしこれまで何度もそれで失敗しました。
やばいかも?な変色
サボテンは変色しても大方はそのうち目を覚ますことが多いですが、ありゃ?と思った時にはけっこうこじれてたり復活が難しい状態になってたりすることもあります。
変色だけじゃなくだんだんしぼんでくるときはやばいです。艶肌が自慢の種類が変色後に艶を失う時も機嫌を損ねてこじれていることが多いようです。
我が家の麗蛇丸の現在です。変色してもぬめっとした艶を失わず、変色したまま花を咲かせたりするので油断しておりましたら艶がなくなってだんだんしぼんできてしまいました。
まだ完全にダメにはなっていないので、メネデール浴をさせてから本体に直射日光が当たらないように気を付けつつ鉢にだけ日が当たるように(土の温度をあげるため)管理中です。
また、赤紫に変色してから何か月もまったく動きがない時に植え替えはしない方がいいようだと、今年の植え替えで学びました。
サボテンの赤紫変色は冬越し明けが一番多いです。大丈夫かなぁと心配な時は色が戻るまで植え替え回避してもいいと思います。サボテンは植え替えなきゃ育たないわけではないのでね。
コメント