今年は我が家のサボテンたちにとってなかなか過酷な年だったかもしれません。
げっそりするほど長く続いた梅雨の間にブサイクなサボテンがたくさん誕生しましたが、梅雨の後にやってきた猛暑はさらにブサイクなサボテンを量産し、いくつかは我が家流の言い回しだと『引退』と相成りました。いままでありがとー(涙)
去年が猛暑なのに好調だったのに比べて今年の悲惨さは私はサボテン育てるのに向いてないんじゃないかと天を仰いで嘆き悲しみたいくらいですが、上田正樹も♪逃げたらあかん 逃げたら~と歌っておりましたのでくちびる噛んで逃げずに反省会であります。
サボテンに見切りをつける目安
サボテンがダメになってる状態を総じて「枯らす」と表現する方もおいでですが、実際は「腐らす」「枯らす」の2通りがあります。
枯れてる状態は干物になってるってことです。直径3センチ未満のサボテンは植え替えてから根が動かないまま2年くらい経過するとたいてい干物になってます。
サボテンの中身は水分が大半なのですが、干物になってるサボテンは大きさに比べて軽いので抜いて土を落としてみて軽いなぁと思ったらだいたい死んでます。
右の老楽、去年まったく根が伸びなかった子ですが今年も動く気配がなかったので抜いてみたところすっかすかに軽くなっていました。胴切りで延命できた可能性も残ってましたがこれまで胴切りしてうまくいったことがないので潔くさようなら(涙)
腐れの場合は傷んだところをくりぬいてやれば生き残ることもありますが、 根元の腐れが中心の維管束まで進んでしまっている場合はほぼアウトです。
異形のサボテンコレクション(涙)
今年量産した異形のサボテンたちです。ダニだと思ってましたがどうも違う気がする。おそらく何かの病気が蔓延したんだと思いますが勉強不足でよう分かりません。
地際からおかしくなったデューウェイですがここからさらに悲しいことになりまして
色がおかしくなったところがトゲ座ごと全部とれました。とれた直後はてっぺん1段分しか残ってなくてあまりのブサイクさに写真撮る気になれなかった(笑)
このまま死ぬかと思いましたがその後ちゃんと成長しているので良しとしております。
だいぶ育って雪晃と見分けがつくようになっていたムスクラです。白檀と同じような症状ですな。
トゲがとれてしまってから子株が出て来まして、そのうちかぴかぴの頭の皮を突き破ってきたので育ってる認定です。
海王星もこのザマであります。一体何が気に入らんのでしょうか。枝豆の半分くらいのサイズだったのを頑張って育てて育ててこれだもんね。お母さんはこんな子に育てたかったわけじゃないのよ!
これはみるみる広がりましたが今は止まっているようですし色が変わったところ以外はぷりぷりぱつぱつしています。この褐変部分はきれいなところとの段差がまったくなくぺりぺりめくることができません。
めきめき大きくなっていた高砂もデューウェイと同じような症状が出まして思い切って上1/3をばっさりカットしました。その時の写真は…むごたらしくてこれまた気分が落ちていて撮ってません。
ばっさりカットから3週間くらい経ったでしょうか。こいつは助からんかもと思いましたが、傷口を囲むように縮みながらもコブに張りがあるんですわ。
どうみても枯れてるとしか思えない武倫柱。しかしどうやら死んでなくてこんなになりながらも少しずつ太くなっているのであります。太くなったぶんかさぶたにヒビが入っているので、私はそこをめくりたくて仕方がないのですがぐっと我慢しています。
なんでこんなになっちゃったんだろ
こんだけみっともないサボテンを作り出してしまったので大いに反省しています。反省はしていますが正直原因がよう分かりません。
梅雨の間にいくつかどべどべにしてしまったことがありますが、雨よけの下にいた子もおかしくなてたりどべどべにされても平気で育ってる子もいる。
土が悪いのか?とも思いましたが使いまわしはしてないし同じ土でトラブルなく育ってる子も多い。
結論:謎。
いつまで経っても素人の私はサボテン育成の達人さまが「サボテンの病気」という本を書いて下さる日を心待ちにしております。
コメント