我が家にはただいま120鉢くらいちっこいサボテンがおります。大半が100均や固まる砂出身です。そういうとこじゃないと好みのサイズ(雪見だいふくより1周り以上小さいサイズ)になかなか出会えません。
しかし、100均や固まる砂のサボテンにきちんとした名札がついていることはまずありません。
手元にあるサボテンの名前は何なのか?について思うことです。
名前を調べる意味
名札のないサボテンを手に入れたら「さて、これはなんていう種類だろうか?」と考えます。
名前が分からないまま何年も育ててる方もいますが、ある時ふと「これって名前は何?」なんて思って知恵袋で質問なさったりしてます。
名札=身分証明
このサボテンの名前は何ですか?と質問すると「交雑しているものもあるから分らない」という回答が返って来る事があります。
確かに交雑しやすいマミラリア属とかエキノプシス属などはそもそも名前がついてないてことも多々あります。うちの短毛丸も短毛丸だと思って面倒みてきましたが白い花を咲かせると思ったらおよそ白くない花が咲きました。
あんた一体何者やねんなっ!? だが私はこれを「うちの短毛丸」として育てる。
サボテンは小さな抜き苗でも名札がついてることもあれば4号くらいのでかい鉢(わたし的には2.5号以上はみんなでかい鉢認定)におさまっていても名無しで売られていることもあります。
サボテンにとって品種名の書かれた名札は身分証明みたいなもんです。
およその名前を知ることの重要性
名札がない100均サボテンや固まる砂のサボテンはどれもこれも交雑した名もなきサボテンかというと、それは多分違うと思います。
自家受粉する雪晃や旧ノトカクタス属なんかはほっといても種が取れるし、それ以外だって実生屋さんで育ってる間はちゃんと名前があるはずで、そこから名札つきのエリートになる子とその他大勢に選別されてそれぞれの道に進みます。
そもそも名札つきのエリートサボテンだって花色や中トゲのあるなしバリエーションがあったりするわけで、こうなってくると何が何やら。
トゲなしタイプのデューウェイ(名札つき)です。デューウェイは中トゲがカギになってるタイプもあります。そんなはっきりした差があって同じ種類だって思える?あたしゃ無理だ。
由緒正しきサボテンかどうかってそんなに重要じゃないと思うんですよ。サボテンの戸籍にはいるわけじゃないんだし。コンテストに出したいって言うなら別だけどさ。
ただ、やっぱり手元のサボテンが何て種類なのかは気になります。なによりある程度見当つけておかないと育て方が調べられん。
サボテンの育て方は種類によって水やり頻度に多少の違いがあるくらいで大きな違いはないのですが、土の好き嫌いははっきり出てしまうのでやはり大まかでも目途をつけておくのは大事だと思います。
サボテンの名前の調べ方のコツ
サボテンの名前を調べようと思ってもどこらへんにあたりをつければいいのかすら分らなくて途方に暮れることもあろうかと思います。
知恵袋あたりで聞いて見るのも一つの手ですが回答がつかなかったり「交雑してるから名前なんかない!」と言われてしまうことも良くあることなので、自力でおよその名前を知るためのポイントを紹介します。
100均や固まる砂に多い種類がある
ダイソーのサボテンなんかには「ノトカクタス」とか「マミラリア」など属名が書かれた札がついています。この札、これのどこがマミラリアやねん!と突っ込みを入れたくなる間違いが少なくないのですが、とりあえずの手がかりにはなります。
この札を参考にしてあたりをつけてヒットしやすい種類は以下です。
● ノトカクタス:小町・紅小町・青王丸・鬼雲丸・ヘルテリー
● マミラリア:銀手鞠・黄金司・豊明丸・ピコ・高砂・白星・満月・ペインテリ・松霞
● ギムノカリキウム:ペンタカンサ・翠晃冠・麗蛇丸・緋花玉・竜頭
● 柱サボテン:竜神木・武倫柱・老楽(幻楽?)・アズレウス柱・金芒竜・白閃
メルカリやラクマを片っ端から見る
ピンポイントで探せるわけではありませんが、メルカリやラクマを見ていると「あ、うちのと同じ顔!」というのに出くわすことがあります。
顔つきであたりをつける
この顔だったらだいたいこの種類・この属かな~とあたりを付けることもできます。
● トゲだらけ:マミラリア属(小さいうちはマミラリア属っぽい顔をしている違う属もあり)
● 小さいのにすでに群生して下の方につぼみ:レブチア属
● トゲ座が一列に並んで見える:ノトカクタス属(現在はパロディア属に統合)
● 黄色くて頭のてっぺんが茶色くつまんだようになってる:金晃丸
● 白くて平べったくてトゲ座が渦を巻いている:雪晃
参考にしてみてくださいね~
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