エキノケレウス属の宇宙殿がさぼてんズの仲間入りをしました。
それにしても『宇宙殿』ですよ。なんと壮大なロマンを感じる名前でしょう。
名前だけ聞いたら金髪碧眼の美しき英雄ラインハルト・フォン・ローエングラムと見る角度によっては東洋系イケメンに見えなくもない若き指揮官ヤン・ウェンリーが出てくる宇宙戦争物語を連想します。
新たに迎えた宇宙殿ですが、わたくしは正しいところがなに一つない株分けをしてしまいました。来年春まで生きてるかどうか自信がありません。
宇宙殿の基本的な育て方
しかしまぁ、一体誰がどういうつもりで宇宙殿なんて名前をつけたんでしょうか。
その体はぷにぷにとやわらかく、上から見るとふっくらした六角形ですが横から見るとのっぺりしていて申し訳程度のトゲしか生えていません。サボテン的ビジュアルはブサイクの部類に入ると思います。

宇宙殿 Echinocereus knippelianus メキシコの山地に自生
エキノケレウス属らしく大き目の美しい花を咲かせるサボテンです。
暑さ寒さに強く、夏の直射日光OK、凍らせなければ冬場も屋外で管理できるようです。地中に塊根を作る種類なので水やりはかなり控えめに。冬場は完全に断水しよく日に当てたほうが花つきがよくなります。
このサボテンは柔らかいのがデフォルトなので、柔らかい=水切れ?!と慌てて水やりをすると腐らせてしまうかも知れないってことですな。冬場の断水期にはしわしわになってみるも無残な姿になるようですが、それが宇宙殿の正しい冬の過ごし方なので春まで水やりは我慢です。
間違いだらけの宇宙殿の株分け
サボテン好きには2つのタイプがあります。
サボテンの植えつけや植え替えが好きなタイプと、そーゆう作業が面倒で仕方がないタイプです。
私が宇宙殿をさぼてんズに迎えたのは涼しくなってきて「サボテンを植えたい病」が出てしまったためです。
【サボテンを植えたい病】
サボテンの植えつけや植え替えが楽しくて仕方がない人がかかる一種の風土病です。
植え替えの季節を過ぎると水やり以外することがなくなるため、抜く・ほぐす・鉢に入れるといった一連の作業がしたくてたまらない発作に襲われます。
この発作が出ると季節はずれの植え替えを決行して腐らせたり、「次は何を植えようか」とそわそわとネットショップめぐりやHCを巡礼してまわるようになって生活のさまざまなことをおろそかにしてしまうやっかいな病気です。
私が買ってきた宇宙殿は小さな鉢に大小2つが並んでいました。てっきり寄せ植えだと思った。よっしゃ1.8号と1.5号の鉢をたくさん買ったから分けて植えたれ。
ところが抜いてみたら子株なんですわ これが。私は迎えてからしばらくは単幹で育てたい人なので、最初から子持ちってのはちょっと想定外。
黄金司なんかの仔であればちょいとひねってやればぽこっと取れる。しかし宇宙殿の仔は見たところしっかり親株にくっついてる感じです。
それでも仔なんだからひねればキレイに外れるに違いないと思ってうにょっとひねると
めりめりっと音がして
なんかやばいと思ったもののそれで止めるわけにいかんので引っ張ったら
エリンギみたいにばりばりっと裂けた(涙)

サボテン残酷物語だね
本来だったら傷口をしっかり乾かしてから植え付けなくちゃいけませんが、なんせ「サボテンを植えたい病」が出てましたし、外は雨降りでしたので、そのまま乾いた土に植えつけてしまいました。
以上、いい子は絶対マネしてはいけない宇宙殿の株分けでした。来春あたりに宇宙殿親子がどうなったかの報告をします。
正しい株分けの仕方
無茶な株分けをしてみすみすダメにしないために株分けをする時は事前に準備を整えましょう。
株分けに必要なもの
・殺菌剤
・よく切れるカッターか包丁
宇宙殿のように親と子の接地面積が広いときは、子株に根をつけないほうが親子双方の傷口を小さくできます。傷口には殺菌剤を塗って、それが乾いてから植えつけます。
殺菌剤はベンレート水和剤がよく使われます。
株分け以外にも実割れや胴切りの時に使えるので持っておくと良いでしょう。←持ってないので自戒をこめている。
さて、傷口を小さくするために子株に根をつけなかった場合、子株が新しく根を出すための季節的な環境が必要になります。
サボテンは強い植物ですが、強いがゆえか発根までに1ヶ月以上かかるのが普通です。
サボテン自体の体力がついている梅雨明け~9月いっぱいくらいの、好天が続いて乾燥している時が株分け適期です。湿度が高く傷口が傷みやすい梅雨時や気温がどんどん下がる10月以降は避けた方が無難かなと思います。
…少なくとも宇宙殿はどのみち仔を吹く(というか、本体からうにょ~っと仔が生えてくる感じ)ものなので、小さいうちは無理して株分けしなくてもいいんじゃないかなと絶賛反省中。
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