満月のトゲが抜けてハゲサボテンになった原因と対策を考えてみる

タイトルの通りです。固まる砂に寄せ植えされていた満月がぶつぶつ恐怖の人が見たら全身鳥肌モノの見事なハゲサボテンになりました。

サボテンのトゲがトゲ座ごとぽろっと取れてしまうことは珍しいことではありません。とは言え、まともな状態ではないことは確かです。

ミニサボテンのトゲが取れちゃう問題について原因と対策を考えてみます。

サボテンが部分ハゲになる原因

雑貨屋さんなんかで見かけるオシャレな寄せ植えですが、よーくみるとハゲが出来てるサボテンがあります。

ミニサボテンのトゲがトゲ座ごと取れてしまうと目立つものです。トゲが細いもの、コブが柔らかいものなどはトゲが取れやすいようです。

こんなんになってしまう原因はいくつか考えられます。

根元近くがハゲになってる

固まる砂出身でよく見かけます。たいていは水が切れたことが原因で、まだ根が動いてない可能性があります。

植え替えたら取れ始めた

我が家に迎えて半月くらいのマミラリア属　白星。ダイソー出身。植え替えてからほろほろと取れるようになりました。

これは植え替え後の環境にまだ慣れてないストレスが原因。

1つだけ取れてる

2本くっついていた抜き苗出身のコリファンタ属　天司丸です。直径が1.5センチくらいでしょうか。我が家に迎えた時からありませんでした。

我が家に来るまでに根っこに何かしらのトラブルがあったようです。

水のやりすぎかも

最初に出てきた満月です。ある日突然一つぽろっと取れていて、あらあらと思って隣のトゲを触ったらそれも取れて、どこまで取れるんだろうかとツンツンしてたらここまではげたという。

トゲが取れるときはホント、触っただけでぽろっと取れちゃいます。マミラリア属のトゲはすぐ取れるという人がいますが、まともな状態なら触ったくらいじゃ取れませんよ。

この満月は春に植え替えてから目に見えて大きくなって何のトラブルもなさそうだったのですが、成長点がやけに凹んできたなと思っていたらこうなりました。何のトラブルもなくここまではげるわけはないですが、良く育っていたので原因不明です。

【追記】

ハゲ満月は順調に育って真上から見るとはげてる部分がほとんどわからなくなりました。横から見れば当然はげてますが。触ってみた感じも相変わらずぷりぷりしてます。

ある日突然ごっそりトゲが抜けてしまった原因、どうやら成長期に水をやりすぎていたことではないかとおもいます。

今年の夏はマグニフィカスに水をやりすぎて実割れさせてしまいました。⇒実割れ記事

こぶがたくさんあるマミラリア属のサボテンは、水をやりすぎると腐ることが多いですが、気温や水はけ、風通しの条件がよくて根が元気ならぱっつんぱっつんになるまで水を吸って膨らみます。

このハゲ満月はトゲが抜ける直前に成長点がえらく引っ込んでました。これって太った人のヘソに指突っ込むと指の付け根くらいまで吸い込まれそうなのと一緒ではなかろうか。

思うに、限界まで水吸った満月はトゲをはじけ飛ばしてしまったのではなかろうかと思います。

トゲが抜けちゃった時の対処法は？

サボテンのトゲが取れてしまう原因は水切れ・根のトラブルなどが考えられます。病気ではないので薬なんかはありません。ハゲ満月のように水をやりすぎが原因ならしばらく水を控え、雨に当てないように管理します。

抜けてしまったところはもう生えて来ませんが、大きくなれば下に回って分らなくなります。トゲがないことで弱ってしまうこともないみたいです。

もしもトゲが落ちてからどんどん元気がなくなるようなら、一度抜いてネジラミがついたりしてないか観察しましょう。

植え替え間もなくトゲが落ち始めたなら、日なたに出しているなら半日陰に移し、からからに乾かさないようにします。根が動き始めればトゲが落ちるのも落ち着いてくるはずです。

なんで落ちてるのか分らないときは様子見推奨です。

我が家のハゲ満月はトゲが落ちてもぷりぷり元気にしていたので様子を見てます。成長点から次々新しいトゲが出てきているのでまあ大丈夫でしょう。

ミニサボテンはいかんせん小さいのでトラブル発生！となるとそのまま枯れてしまいそうに思うかもですが、小さくてもサボテンはけっこう強い植物です。

サボテンは人の気持が分るとか言いますのでね、あまりおろおろせずにゆったり見守ってやりましょ。